ニュージーワーホリの仕事

ワーキングホリデー相談の中で、「とても不安です」と言われるのが仕事。これは当然だと思います。それは海外で長期滞在しながら働いた経験が無いから。経験が無いときは知識でカバーし、現地では落ち着いて行動することです。そこでここでは、仕事の知識を高められるようなヒントをピックアップしてみました。

日本人向きの仕事

シーズナルワーク
日本人は、単調な流れ作業を根気よく続けられる傾向にあります。もしあなたがこれにあてはまれば、ニュージーランドで働ける可能性大!なぜならこの国には、農産物の仕事が多いからです。
ここで言う農産物とは果物や野菜のことです。これらを自給自足し、更に世界各地に輸出するくらい、毎年大量に生産しているのがニュージーランド。有名なところでは、キウイフルーツがあります。その他に、りんご、ブルーベリー、ニンジン、ジャガイモなど多数。
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これらの仕事はシーズナルワークと呼ばれ、枝の剪定や収穫、箱詰めなどが季節ごとにあり、短期~長期と幅広い労働期間があります。その他は、
・高い英語力を必要としない
・仕事仲間と交流ができる
・集中的に稼げる

とういう傾向があります。雇用者が望む人は、毎回きちんと仕事に来て作業をこなしてくれる人。なのでこの仕事は多くの日本人ワーホリメーカーに向いており、実際に日本人はとても人気があります。これなら自分もできそう!と思いませんか?
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その他の人気ジョブ

飲食系の仕事
他の先進国と同様にニュージーランドでは外食産業が盛んです。観光地や大きな街の中心部にはレストランやカフェが多く、これらの場所では多くのワーホリメーカーを雇います。例えば皿洗いは、現地の人よりワーホリメーカーに頼ることが多いです。
そして日本食。この人気に火が付いて数十年。この人気は今でも衰える気配が無く、この系列での労働者として、特に日本人ワーホリメーカーは歓迎されています。
ニュージーランドなら、オシャレなカフェでも働ける可能性はあります。過去には、女性のみならず男性ワーホリメーカーもこの仕事を得ていました。カフェに興味があったり、飲食系の経験があれば挑戦してみるとよいでしょう。
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エクスチェンジ
エクスチェンジとは、労働を提供するとホストから何かしらの見返り、例えば宿泊場所の提供などがある制度で、基本的に給料は出ません。しかしこれは仕事と見なされるので、ニュージーランドではワーホリのような働けるビザがないとできません。
仕事の種類は、オーガニック農家で働くWWOOF (ウーフ) 、バックパッカーズの掃除、一般家庭の手伝いなど様々です。これらの仕事では出費が抑えられることと、比較的時間に余裕が持てるので、ゆっくりワーホリをしたい人におススメです。
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気になる収入は?

「お金」はワーキングホリデーの中でいちばん気になること。そこでここでは、過去のワーホリメーカーの例を挙げてみました。
キウイフルーツ箱詰めの仕事:8,000ドル/3か月
チエリー農園と作業所の仕事:15,000ドル/9か月
レストランジョブ:20,000ドル/10か月

これらはコロナ以前のデータで、あくまで目安です。ただしここ数年は毎年最低時給が上昇していることに加え、現在はワーホリ向きの職場で労働者が不足傾向にあるため、この分野では上記の例以上に稼いでいる人が多いです。
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そしてこのくらい稼げると、普通はその収入のみで生活できます。たまに外食をしたり、高額なアクテビティーをいくつかしても、足が出ることはまず無いはずです。しっかり仕事をしながら生活や旅も楽しみ、更に貯金を殖やして帰国する、という理想のワーホリは夢ではありません。
なお1NZドルは通常70~90円の間で推移しています。

仕事まめ知識

最低時給
ニュージーランドでは毎年4月に最低時給が見直され、2022年は21ドル20セントとなりました (変更しない年もあり) 。これを1ドル80円で換算すると、時給1, 600円以上!これはニュージーランド国内どの地域でも同じ金額で、職種に関係なく適用されるため、仕事をすればワーホリ生活で大きなプラスになります。

ワーホリでも仕事を得やすい
ニュージーランドでは、ワーホリメーカーを含む外国人労働者に頼って成り立っている産業があります。これは、規模が大きく労働者が足りない、や、ニュージーランド人に敬遠されがちな産業です。例を挙げると、農業系や飲食系です。しかし外国人労働者なら誰でも雇うわけではありません。そこで、日本人ワーホリメーカーがこれらの仕事を得るには、事前に計画と準備をして、仕事に合った時期に渡航、そして口座開設など仕事に必要なステップを順序良く踏むことです。そうすれば、過去にSCEがサポートしたワーホリメーカーのように、何かしら見つかるはずです。
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車があると雇われやすい
車所有者は、持っていない人と比べると雇われやすいです。特にシーズナルワークでは、職場までの交通手段が無いか、限られているのと、他の人を乗せることができる点で車所有者がかなり有利となります。車の購入のためには多少の出費がありますが、車があったおかげで雇ってもらえた、とよく言われます。